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除草剤

プロの農家が語る除草剤の選び方

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監視すべき化学物質のリスト

PRTR指定とは、いろいろな化学物質のなかでも特に環境リスクが高いものをリストアップして、それらの物質をできるだけ管理(出荷量把握、追跡など)していこうという主旨の法律にのっとった指定です。環境リスクが高いというのは、自然界で分解されずに蓄積し、環境に悪影響を与える可能性が高いということです。

より正確にはPRTR のサイトへ→【PRTR入門はこちらより】

除草剤でPRTRリストにピックアップされているものは400種類以上ありますが、このサイトで紹介している除草剤の成分でもPRTR指定されていないものもあれば、指定されているものもあります。たとえばグリシナート、グルホシネートなどのアミノ酸系などはPRTR指定されていませんが、DCMU 、トリクロピル、MCPA、パラコート、シアナジン、DBNなどはPRTR指定となっています。除草剤を購入する時は、まず成分をチェックして、その除草剤の特性を知ることもだいじですが、成分名をPRTR指定があるか無いかを検索してチェックしてみるのもいいでしょう→【PRTR検索はこちらより】

あくまで参考基準としてのリスト

注意してほしいのはPRTR指定に指定されているから、すぐ汚染物質だ!と言い切れないという点です。化学物質の汚染を考える場合、その物質がどのような状況でどのような分量が環境中に放出されるかによって、「汚染」なのか「許容範囲内」なのか?となります。

とくに農耕地用の除草剤などには厳しい基準がもうけられているので、成分そのものがPRTRリストにのっているからといって、その除草剤そのものを悪と決めつけるのは短絡的です。その除草剤の指定された使用方法を守っていれば、おおむね安全は確保されているはずですから。

ただし環境ホルモン的な働きなどまだ未解明の化学物質の害を想像すると、「できるなら疑わしいものは避けたい」というのがあります。この成分が「疑わしい」かどうかを、なんとなく判断する参考基準として、PRTRリストを活用してみてはいかがでしょうか


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 虫の視点に立ってものごとを考えてみることは、大事です。

 今回は、除草剤とは、ムシにとって、どいうものか? ちょっと考えてみましょう

 除草剤そのもの毒性が昆虫を殺すかどうかは、薬の成分や虫の種類によって、さまざまなケースがありますが、そういう毒性の話は別にゆずるとして、ここでは、除草剤を使って、いっぺんにパッタっと草木を枯らしてしまうと、そこに住んでいる虫たちはどうなっちゃうだろう?ということに思いを馳せてみましょう。

 そもそも、虫と言えば、悪者と決めつけていませんか?

雑草は虫の発生源です! 虫を増やさないためにも除草剤で草を枯らしましょう!なんて、いうのは、いささか短絡的な、シロウトな考え方です。もっとも、一昔前は、雑草=害虫の巣ということを農業指導機関もまじめに主張していましたし、ある特定の害虫と雑草と作物の三角関係のみをクローズアップした時には、確かに雑草は害虫の住処とも言えます。

 しかし、雑草の中には、害虫と同じだけ、いや、それ以上に益虫も住んでいるということを、決して忘れてはいけません。

 益虫というのは、害虫を食べる、クモ類や寄生バチやカマキリやテントウムシなどの天敵昆虫が有名ですが、その他にも、無数の天敵がいます。また、とくに天敵でもないですが、その辺りの作物にはとくに何もしない「ただの虫」もたくさん住んでいます。虫のなかにもなわばりみたいのがあるので、「ただの虫」がたくさんいれば、そのぶん害虫のなわばりが減るという考え方もできます

 つまり、雑草のしげみのなかは、さまざまな昆虫たちが住んでいる、素晴らしい多様性に富んだ大自然なのです。

 こうしたところに、一斉に草を枯らしてしまう薬を散布するわけですから、虫たちにとっては天変地異なわけです。枯らす薬が、環境にやさしいアミノ酸系だろうと、エコ系な重曹だろうと、虫達にとっては、核兵器と一緒なわけで・・・

 筆者は農家で、お金のために自然を操作していますので、虫のことを想いつつも、除草剤を散布します(笑)。ただし、筆者が除草剤を使用する場合は、一度に畑の全面使用することは避けて、ブロックにわけて時期をずらして枯らすようにしています。また、グリーンベルトをもうけ、そこだけは除草剤は使わずに刈払機で刈るということをしています。こうすれば、ある程度の虫たちが、私による除草剤カタストロフィーから避難できるかもしれないという、勝手な期待をもちつつ・・・。

 もちろん、これは自己満足や偽善のためにわざわざやっていることでもありません。というのも、かつて、周囲の雑草をいっぺんに枯らしたら、作物に害虫が大発生した経験があるからです。単純には言えませんが、住んでいた雑草が無くなったら、野菜に移動するしかないですもんね。一度、雑草世界のバランスが崩れると、再び天敵と害虫のバランスがとれるまで時間がかかり、その間に作物が害虫被害にあってしまうわけです

 このように、除草剤を使用することは、虫たちの生育環境を著しく混乱させることになる・・・そのことだけは、念頭においておきましょう。虫がいなくなれば、カエルや鳥も混乱させるわけです。除草剤はこのように自然を撹乱するわけです

 視点を変えてみると「環境にやさしい除草剤」なんて言い方自体がナンセンスってことになっちゃいます。もっとも、それをわかったうえで、使うのが除草剤なんですが・・・・・・

 そもそも「害虫」とか「雑草」という発想そのものが、人類のご都合主義かもしれません。持続可能な地球環境のためにどのへんでバランスをとるのか? 私たちは今、ビミョーな選択を迫られているのだと思います。 

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◯より専門的な情報は以下のサイトより
植物調節剤研究会
農水省の農薬のコーナー・除草剤が正しく登録されているかチェック
農薬ネット・有名な農薬掲示板があるサイトです
グリーンジャパン・トップ→農薬情報→除草剤で
雑草図鑑・JA全農の雑草図鑑。除草剤情報はごく一部のみ掲載
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◯この除草剤ブログは、(兼業)畑作農家である筆者A.S.が、ふだん除草剤を使っているときに、思ったり考えたりしたことなどをまとめています。このサイトへのリンクはご自由にどうぞ。このサイトの除草剤の分類法などに関しては←こちらへ
当サイトの記事の著作権は管理人である兼業畑作人A.S.に属します

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