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プロの農家が語る除草剤の選び方

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芝生除草剤の5タイプ分類

現在よく使われる芝生用の除草剤には、

  • (1)広葉系にのみ効くフェノキシ系(商品多数)
  • (2)イネ科にも効く酸アミド系のアシュラム(=アージラン液剤)
  • (3)スルホニルウレア系=SU剤(シバゲン、インプールDFなど)
  • (4)発芽予防剤(バナフィン、テュパサン、プロジアミンなど)
  • (5)土壌処理剤=根から吸収(DCBN)
の5つの系列が主にあります。

フェノキシ系は合成植物ホルモン

芝生の除草剤として最もスタンダードでホームセンターなどでもよく目につくのが(1)のフェノキシ系です。この項ではフェノキシ系除草剤について、突っ込んでみてみましょう。

フェノキシ系の除草剤は成分名では以下のような薬があります。

    フェノキシ系除草剤成分
  • 2-4-D(または2.4-PA)
  • MCPA(またはMCPソーダ、インプロピルアミン)
  • MCPP
  • トリクロピル(またはザイトロン)
などがあります。ホームセンターなどで売られている「芝生用除草剤」のほとんどが、これらの成分だと思います。いわゆる「芝生用除草剤」はフェノキシ酸系が主流なのです。

フェノキシ酸系は「合成植物ホルモン剤」で、植物の成長に関係するオーキシンというホルモンと同様の働きをします。ホルモンバランスを狂わせて植物を枯らすのがフェノキシ系除草剤の仕組みです。

植物ホルモンといえば、「トマトトーン」というトマトやナスの着果を促進するホルモン剤がハウス栽培などで使用されていて、ホームセンターなどでも売られています。トマトトーンはパラクロロフェノキシ酢酸(4-CPA)という合成オーキシンで除草剤2-4-Dに近い物質です。

芝生除草剤といえばフェノキシ系だが

ホルモン剤は植物の生長をよくも悪くもコントロールします。たとえば、除草剤2-4-Dは、花を付ける前の若い雑草にまくときれいに枯れてくれます。しかし、大きくなって花を持っている雑草に2-4-Dをまいてもすぐ枯れません。2-4-Dがかかった育ちすぎの雑草は、枯れないかわりに、茎の上から下まで短いヒゲ根が無数に生えて、気持ち悪い状態になります。ようするにホルモンバランスが崩れて成長が狂ってしまって奇形化するのです。

フェノキシ系除草剤は、植物ホルモン剤のトマトトーンと同様な成分と思うと好意印象ですが、一度,雑草が奇形化するのを見てしまうとちょっと考えさせられます。人間のホルモンと関係ありませんのでホルモンだから安全とか危険とかというのはナンセンスなことなのですが・・・・。このフェノキシ酸系のなかの2-4-T という薬が枯れ葉剤としてベトナム戦争で使われていて、フェノキシ酸系の発ガン性や人畜の催奇性が疑われているのも事実です。

いわゆるフェノキシ系の除草剤は、環境に優しいと言われるアミノ酸系などに比べると、「環境に優しい」と言い切れないのかもしれません。

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◯より専門的な情報は以下のサイトより
植物調節剤研究会
農水省の農薬のコーナー・除草剤が正しく登録されているかチェック
農薬ネット・有名な農薬掲示板があるサイトです
グリーンジャパン・トップ→農薬情報→除草剤で
雑草図鑑・JA全農の雑草図鑑。除草剤情報はごく一部のみ掲載
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