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プロの農家が語る除草剤の選び方

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←アミノ酸系除草剤が安全であるもうひとつの理由

アミノ酸除草剤の海外での使われ方

グリホ剤などとも呼ばれるアミノ酸系除草剤は、比較的環境にやさしく安心で安全な除草剤です。 なぜなら、

1)自然界にあるアミノ酸の一種(グリシン)とリン酸というシンプルな化学合成物質であり、速やかに分解される

2)土壌中においてすみやかに不活性化される

3)非選択制除草剤かつ浸透移行性であるため有用作物栽培期間中での使用が制限される

4)人畜毒性が通常の使用で問題ないほど低い物質である(魚への毒性は多少ある)

などの理由からです。ベターな選択として、除草剤を使うならアミノ酸系という感じで、「環境にやさしいアミノ酸系」として家庭園芸や庭管理向けにもいくつかのグリホ剤が販売されているわけです

ところで、海外では、実は、このアミノ酸系除草剤は、ダイズやトウモロコシなどの穀物を中心に、遺伝子組み換え作物と密接に結びついています。

遺伝子組み換え作物の2タイプ

海外で実用化され広く栽培されている遺伝子組み換え作物は、2タイプあります。ひとつは、イモ虫毛虫などの幼虫(りんし目幼虫)を殺してしまう微生物の遺伝子を作物に組み込んだものです。自然界にはもともと、イモ虫毛虫にとっての病原菌、言い換えれば天敵である種類の菌がいます。これらの菌を採取し、選抜して人工的に培養できるようになりました。以前からこの菌そのものはBT剤という農薬として使われていました。BT剤は農薬といっても天然防除剤ですので、有機栽培でも使用可能な最も安全な農薬のひとつです。

このBT剤と同じ菌の遺伝子そのものを作物に組み込んでしまったのが、遺伝子組み換え作物です。この作物を食べたイモ虫毛虫類は、菌にかかったのと同じような形で死んでしまうわけです。

もうひとつの遺伝子組み換えは、アミノ酸系除草剤が使えるようにするための組み替えです。つまり、アミノ酸系除草剤に耐性をもつ遺伝子を、ダイズやナタネやトウモロコシなどに組み込むというものです。

この遺伝子組み換え作物の場合は、本来は非選択制除草剤であるはずのグリホ剤をまいても、作物は枯れないことになります。つまり、栽培期間中に、グリホ剤をまいてしまうこともできるわけです。結果として除草剤の散布回数を減らすことになるようですが、議論を呼ぶところかもしれません。

なぜ耐除草剤性の組み換え作物が必要か?

アミノ酸系除草剤そのものは、たいへん便利で、ベターな除草剤ですが、このような遺伝子組み換え作物との組み合わせでの使用法は、ちょっと疑問が残ります。そして、よく問題にされるポイントは次ぎの事実です・・・アミノ酸系除草剤の老舗であるラウンド◯ップのメーカーそのものが、この耐性遺伝子組み換え作物の種子を開発しています⇒正確な情報は公式サイトで

つまり、「除草剤」と「除草剤でも枯れない遺伝子組み換え作物の種」を、抱き合わせで製造・販売しているのです。

耐性遺伝子組み換え作物が普及する → 除草管理がラク=ラウンド◯ップが売れる・・・そんな仕掛けです。ようするにビジネス(お金もうけ)のために、遺伝子組み換え作物を開発しているんじゃないのぉ!? その点が、環境保全をより重視する立場からは、批判されている理由でもあるわけです。もっとも、別な見方をすれば、「ガラパゴス島でのイメージアップ作戦と、セット販売商品としての遺伝子組み換え作物開発」そんなビジネス方法論には、経営者としては学ぶところが大きいかもしれません(笑)。

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◯より専門的な情報は以下のサイトより
植物調節剤研究会
農水省の農薬のコーナー・除草剤が正しく登録されているかチェック
農薬ネット・有名な農薬掲示板があるサイトです
グリーンジャパン・トップ→農薬情報→除草剤で
雑草図鑑・JA全農の雑草図鑑。除草剤情報はごく一部のみ掲載
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